CBDは、炎症や痛みに対する効果が報告されます。
こちらの記事では、Transdermal cannabidiol reduces inflammation and pain-related behaviours in a rat model of arthritisという論文について、以下を解説します。
- 条件
- 結果
①CBDは炎症と痛みを抑制する
CBDはCFA誘発性の炎症（腫れ）と、痛みのスコアを軽減した
対象：Sprague-Dawleyラット（雄, 260 ~ 280 g）
投与：CBDゲル （CBD量：0, 0.62, 3.1, 6.2, 62.3 mg）
図1A
縦軸：CFAにより炎症を誘発されたヒザと、反対側のヒザの、ヒザ関節周囲長の変化率
横軸
Naive：CFAを投与していない群
CFA：CFA投与から3日後に最大になった、ヒザ関節周囲長の変化率
Treatment：CFA投与3日後から、4日連続でCBDゲルを投与した時のヒザ関節周囲長の変化率（CFA投与から7日後）
結果
CBD 6.2 mg, 62.3mgの投与は、CFA誘発性の腫れを有意に減少させた
図1B
縦軸：主観的疼痛関連行動スケール
0-正常
1-足指の巻き込み
2-前足の外転
3-部分的体重負荷
4-体重負荷なしとガード
5-後肢との接触回避
横軸
Naive：CFAを投与していない群
CFA：CFA投与から3日後に最大になった、ヒザ関節周囲長の変化率
Treatment：CFA投与3日後から、4日連続でCBDゲルを投与した時のヒザ関節周囲長の変化率（CFA投与から7日後）
結果
CBD 6.2 mg, 62.3mgの投与は、CFA誘発性の痛みを有意に減少させた
参考文献
Transdermal cannabidiol reduces inflammation and pain-related behaviours in a rat model of arthritis